ダルブッカ奏者 牧瀬敏(弟)と共演

 

3月に著名なピアニストの方とお話しできる機会を得て、とても良い影響を受けたように思います。

繊細な方でピアノが大変好きだということが伝わってきたので、私も初心に戻ることができました。私のお決まりのような質問「本番では緊張されますか?」に、「いいえ。えーっと、ほどほど。」とお答えいただきました。ほどほどって、いいな・・ と思い、この感覚でいけたらと思いました。この質問を私は多分もう、しないのではと思いました。

 

最近ピアノ演奏のヒントにもなりそうな見聞きした言葉を三つ。「音は遠くで聞くほど弱くなり、ついには消えてしまいます。」音楽は時間芸術だということだけでなく、消えてしまうということがどうしてこんなに胸が切なくなるのでしょう!

「歌いすぎないで。語るように歌って。」聴いている人に語りかけるように弾いているかな?弾きすぎていないかな?と自問してしまいます。

「楽器は演奏家の手の中になければ命を持ちませんし さらに、聴き手がいてはじめてその命が生き生きと生きたことになります。」演奏者が楽器に命を吹き込み、そして聴いて楽しんでくださる方がいることを、ピアノも嬉々として喜んでいる様子が目に浮かぶようです。

 

 

大阪でのコンサートと同プログラムで鹿児島でも演奏会を行うことになりました。去年の東京のリサイタルの記事が新聞に出ましたが、その際での会話がきっかけとなりました。

演奏会が終了し、大阪・鹿児島公演ともピアノ演奏を喜んでいただけて、とても良かったと思います。鹿児島公演でのピアノとダルブッカの共演は、会場は大いに沸きました。二つの楽器が曲に合うという共感に包まれました。

 

今回、沢山のあたたかい声をいただきました。姉弟の仲の良さなど演奏以外のことも全部私にとってこれからの心の糧となりました。そしてピアノ演奏も、今までにないほど自由な心で弾くことができました。去年よりも豊かに表現することができたように思います。多分私はもう人前でもだいじょうぶだと思います。練習がしっかり出来ていたら本番は怖くはなく、楽しみです。

 

ダルブッカとの共演をまた聴きたいとのお声多数でした。来年予定のコンサート(東京)はピアノのソロリサイタルだと思いますが、少しずつ計画を立てていきたいです。 以下、鹿児島公演プログラムよりご紹介させていただきます。

今回は、姉弟初共演のステージもございます。ジャンル、楽器は違いますが、音楽を大切に思う心は同じです。本日共演の曲目を弟が私のDVDを聴いて提案した時には驚きました。

ドビュッシーは1889年パリで開かれた万国博覧会でカンボジア、ジャワ等の音楽を聞き、形式の自由・リズムの新しさ・打楽器の活躍に強い感動を受け作曲された曲だったからです。

時空を超え共感できる音楽の素晴らしさを目の当たりにしたようでした。 本日のクラシックピアノ曲の演奏が皆様の心に届きますよう全力で取り組み、一緒に楽しんでいただけますことを心よりお祈り申し上げております。

 

 

関西テレビ出演新聞記事掲載

 弟出演アイオラ・ライブにて(2013年/鹿児島)