最近、CDを聴いていますとのお言葉を聞いて嬉しく思いました。そして、たくさんの生徒さんにピアノを教えていらっしゃる東京の方から「とても優雅な音色で、心が落ち着きました。とくに、リストの「ためいき」が、ステキでした。」とメッセージをいただきまして、ありがとうございます。
最近アラブ音楽のヴァイオリニストの方と話す機会があり、「ステージでは、もう緊張しないですか?もちろん、ゼロということは・・ないのかもしれませんが。」と話したら、「ヴァイオリンは弦で伝わるから・・、緊張する人は弾いてはいけない。」と話されて、それはピアノも伝わる・・と思いました。「弾いてはいけない」と話される率直さは、何か全く違う世界に触れたようにも思いました。
実際今年6月の演奏会では今までの緊張とは違うもので、かなり自由になれている自分がいました。これまでの経験により、やっと慣れてきたのかな?とも思いましたが、でも実感としてあるのは、これまでの何十年間の緊張にもうたくさんという思いがあり、「緊張し尽くした感」が自然に少しずつ手を離れていく不思議な感覚でしょうか・・。
今年3月天満 敦子氏のヴァイオリン生演奏を聴く機会があったのですが、演奏終了後「私はヴァイオリンが大好きで、人前での演奏も緊張しないんです。」と話されていて衝撃を受けました。このことは6月の本番へ向けて急カーブの良い流れを作ってくださったと、タイミングの良さに大変感謝していました。
もっと音楽本来の素晴らしさを全身で感じたい、もっとリラックスして楽しみたい、と少しずつ軽やかなものを感じながら進んできた内面への探求は、変化が確信へとつながるような予感もしています。





♢自宅(鹿児島市)


♢「若き薩摩の群像」~日本の近代化に貢献した留学生を讃える像~(鹿児島中央駅)
♢照国神社(鹿児島市)





♢家族は両親と弟二人です(2013年/鹿児島市)

♢初リサイタルを終えて(1997年/鹿児島市)