■1年で学ぶ教養《西洋絵画 巨匠たちのダメ!?対決》講座受講(2021年4月~2022年3月)
講師:山田五郎氏(編集者・評論家)
☆ゴッホをはじめ西洋絵画は好きなので、1年講座を聴講しております。印象に残ったことなどを書き留めております。
〇モロー VS ロセッティ (2021年7月)
【モロー】パリ生まれ。13歳寄宿舎にていじめ被害。14歳のころ妹が亡くなり寮を出て自宅に引きこもる。15歳イタリア旅行で美術開眼。その後、事あるごとに引き籠る。38歳「オイディプスとスフィンクス」でサロン復帰しスタイル確立。その後引き籠り、50歳「出現」(オルセー美術館)でサロン復帰。穏やかな性格で生徒に慕われた(ルオー、マティス)。~パリ留学中、ギュスターヴ・モロー美術館へ訪れたことが懐かしい。所狭しと絵画が折り重なるように沢山飾ってあり驚いたが、モローは売るために書いていなかったので家に絵が沢山あったと聞き納得。 【ロセッティ】ロンドン生まれ。「聖母マリアの少女時代」「ベアタ・ベアトリクス」「プロセルピナ」
〇カラヴァッジョ VS レンブラント (2021年6月)
【カラヴァッジョ】イタリア/ミラノ生まれ、カラヴァッジョ村へ移住。襲撃、喧嘩、暴言、投石、武器不法所持等で逮捕の記録があり、最後には殺人を犯し死刑宣告を受け逃亡。画風は明暗対比でスポットライト(外からの光/神の光)のよう。 【レンブラント】オランダ/ライデン生まれ。29歳で独立するが長男が生後すぐ死に、翌年長女も生後すぐ死に次女も亡くなる。母も亡くなるが、次男誕生後、名画「夜警」が生まれる。画風は同じく明暗対比だが、内からの光(市民からの個人からの光)のよう。
〇デューラー VS クラーナハ (2021年5月)
【デューラー】グローバリズム・ルネサンス的・自意識過剰・自主独立・職人画家 【クラーナハ】ローカリズム・ゴシック的・無意識過剰・滅私奉公・宮廷画家
〇ダ・ヴィンチ VS ミケランジェロ (2021年4月)
【ダ・ヴィンチ】は不幸な生い立ちからラテン語を学べなかったり、完璧主義で飽きっぽいところが依頼者の納期を守れず大きな仕事は来なく肖像画を描いて生計を立てたりしたが、それがその後の名作「モナリザ」へつながる。 【ミケランジェロ】は貴族の出で、弱冠24歳でバチカンの「ピエタ」作品で認められ、その後も続々と大きな仕事を任され大きな仕事だからこそ断れず、次第に精神を疲弊して晩年の作品などはそれまでの隆々とした肉体とは打って変わったものであった。
♢上野公園(2021年3月/東京)
♢ラッセン「ジョイ オブ ライフ」
♢ラッセン「トゥギャザネス」
遊び心の大切さ、ピアノへの向き合い方も教えてくれた大好きなイルカとタッチ♪(イルカランド/宮崎)
アクアパーク(東京/2023)